イチゴをおいしくたべよう

こんにちは。

いきなりですが……

 

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イチゴを買いました。

 

誰がどうみても半額ですね。誘惑に負けました。

ちなみに、アイスランド産かと思いきやオランダ産です。あしからず。

 

よって今回の記事は日本人アイスランドオランダのイチゴを食べてるだけの内容となります。あふれ出るグローバル感。

 

 

ではさっそくひとつ……

 

……

 

 

うまい!!

 

これはうまいですよ~

甘さで最初にインパクトを与えながら、後味にはさわやかな酸味を残す。

これぞ匠の業

 

 

ではつづいてもうひとつ……

 

……

 

 

あれ……?

 

 

おいしくねえな……

 

甘くもないし酸味もない。まさにどっちつかず。

なんなんだキミは。そんなんでこのグローバル化社会で活躍できると思ってるのか!!

 

 

とぶち切れつつも三分の一ほどを平らげたぼく。

打率は三割くらいでした。

低い。

野球界では許されても、イチゴ界では戦力外の数値です。

 

羊「おいしいやつはほんとうにおいしいだけにもったいない……」

 

羊「かといっておいしくないやつを残しては好苺家の名折れ……というかそんなことしたらイチゴ農家に肥料にされるだろう……」

 

羊「こうなったら……」

 

羊「アレをやるしかない!!」

 

 

というワケで、前置きが非常に長くなりましたが今回は

「微妙なイチゴをお手軽においしくたべる方法」をお伝えします。

 

 

ここにきて「もしかしたら常識なのかも……てういか絶対そうだろ……なんかそれ用のスプーンみたいなのみたことあるし……もはやみんな家でやってそう……」と怖気づいてきましたが、せっかくなのでやりきりたいと思います。

 

 

 おいしくないイチゴをおいしくたべよう

 

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大き目の器(深さがある程度あったほうがよい)にヘタをとったイチゴをしく。

 

 

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潰す。(へりを利用するとうまくいく)

 

 

 

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潰す。

 

 

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砂糖をすきなだけかける。(ぶれた)

フロストシュガー(むかしブルガリアヨーグルトの中蓋の上に乗ってたようなやつ)だとなおよし。

 

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牛乳をこれまたすきなだけかけてできあがり。

 

 

 

 

 

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う~んやはりおいしい……

 

これをやっておいしく食べられなかったイチゴはありません。

今回のような甘えた半端イチゴもおいしくいただけますが、

酸味をもてあましてるとがったイチゴなんかが特に相性いいと思います。

 

潰すときにキライな上司の顔とかを思い浮かべればストレス解消にもなるでしょう。

ぼくは博愛主義者なのでそんなことはしません。

 

 

なんにせよ、

知らなかった!ってひとはぜひ試してみてくださいね。

 

 

え?練乳?

聞こえません。

 

 

 

ただひとつ問題があるとすれば、

日本、いま明らかにイチゴの季節じゃないってことですね。

 

 

……。

 

 

 

 

 

ゲストハウス珍入譚

つづき

 

鍵番号がわからなくなるという不慮の事故(自業自得)により、ゲストハウスに入れなくなってしまったぼく。

 

死んだような顔で未練がましく数字を適当に打ち込んでいると、横から話しかけてくる声が。

 

英語だ…いやだなあ

と思いながらも振り向くと、そこには上品なおばあさまが。

 

上ばあ:どうしたの?

羊:このゲストハウスにはいりたいんだけど、メールを開けなくて番号がわからないんです…

上ばあ:ああ、それなら☆☆☆☆よ。

 

ハグしてもいいですか? …というか何でしってんの

 

番号がまちがってるというオチもなく、無事に扉は開きました。

おばあさんは「よく喋れてるわヨ」なんてお世辞でぼくにとどめをさしたあと(惚れた)、ようやく宵闇がおりはじめてきた街に消えていきました。たぶん留学生を助ける妖精の一種だったんじゃないかと思います。

 

実際に、アイスランドでは妖精の存在が信じられているそうです。

 

ネットで見る限りでは

  • アイスランド大学の調査で60パーセント以上の人が「妖精の存在を信じている」と回答した
  • 最高裁判所で妖精の存在が前提とされる内容の判決が行われたことがある
  • エルフロックという曰くつきの洞窟に迷い込んだ人類学者が六年以上エルフに監禁されたらしい(要調査)

などの情報がひっかかります。

 

さがせばまだまだありますが…いかんせんネットの情報は「友だちが友だちの兄から聞いた話」くらい信憑性に乏しいので(特にみっつめとか意味がわからない)、これに関してはおいおいこちらの人の話をきいたり本を読んだりして裏をとりたいと思います。

 

話がそれましたが要するに妖精のおかげで留学初日に野宿という憂き目には遭わずにすんだということです。

 

苦労して入ったゲストハウスの部屋は安い割りにとってもすてきでした。(部屋にはいった瞬間にナァイス…って声がもれた)

 

一連の緊張→弛緩という流れのおかげで疲労感を倍増させたぼくは、ほぼ丸一日ぶりのベッドでぐっすりと眠りについたのでした。

 

☆できれば写真を添えて記事に花を添えたいところ……なのですが、

諸事情でこの頃とった写真はしばらくあげることができないので、

可能になりしだい紹介していこうかなあと思います。期待せず、アイスランド時間でお待ちください。

 

それでは今日はこのあたりで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出国~ゲストハウスまで

 

アイスランドに来て今日でちょうど一ヶ月。

一日一日は穏やかに和やかに、そして晴れれば鮮やかに過ぎていくのだけれど(ひとはこれをアイスランド時間と呼ぶ)、

まとめて振り返ってみるとどちゃくそはやく感じますね。こわい。

 

(註 『アイスランド時間』には「待ち合わせ時間を15分過ぎてもオンタイム(ぴったり)」という時間感覚を表す意味もある。というよりこっちがメイン。

用例『みんなだんだんアイスランド時間になってきたね。』、『完全に遅れるけどアイスランド時間だから大丈夫だな。』)

 

 

こわい思いをしたので落ち着くためにこのひと月の思い出を掘り起こします。

 

なんといっても忘れがたいのは出発前のお見送り。

きてくれただけでも うれしい びっくり 腰抜けるってなものなのに、すてきな手紙や餞別の本を贈ってくれたり、果てにはぼくの好きなひつじのショーンの全身コスプレをしてきた猛者もいた(しかもふたり)のでぼくは喜びのあまり腰椎が分離するかと思いました。

改めて、ありがとう。

 

さて8月24日の夜、デンマークコペンハーゲン空港を経由してケプラヴィーク空港に降り立った羊。

 

アイスランドクローナアイスランドの通貨)を現金で手にいれるために、空港の売店に向かいます。ここで安いものを日本円で買うと、おつりがクローナで返ってくるという寸法。市内の土産物屋でも同じ手が使えます。

 

(ひとつ重要なのはアイスランドではほぼ現金が必要ない、ということ。スーパーでコーラを一本買う、というときでもカードで支払うのが普通。現金でしか払えないのは市内バスで運賃を払うときくらいのもの。ド田舎のほうは知りません。いずれ確かめたいと思います)

 

そんなわけでぼくは悪びれもせず一万円札でキットカットを購入。

レジのおねえさんもいやな顔ひとつせず応じてくれます。なぜならアイスランドだから

 

無事現金を手に入れたので、シャトルバスに乗ってレイキャヴィクへ向かいます。

このシャトルバスは

  • 日本からネット予約ができる
  • 宿泊先のドアの前まで送ってくれる(乗車の際にどこにとまるか訊かれる)
  • 旅行の場合は往復で予約可能
  • 車内でワイファイが使える

という優れモノ。

 

空港からレイキャヴィクの中心部まではかなり距離があるので、訪れる際はぜひとも予約することをおすすめします。

 

参考

www.airportexpress.is

 

 

21時を過ぎてもまだすこし明るい空にどきどきしながらバスに揺られること数十分。

 

ついに到着です。

 

たどたどしいアイスランド語で運転手にお礼を言い、

スーツケースを転がし扉の前へ。

 

しかしさすが、なかなか寒い…はやく中に…

 

……

 

 

あれ……?

 

 

キーコードわかんねえ…

 

 

※今回とまったゲストハウスは夜遅くでもチェックインできるように、入り口の鍵がキーコード式になっていました。もちろん宿泊予約をした段階で番号がメールで送られてくるのですが…

 

なんとぼくはスマホを一時解約しているためにメールのアプリをひらくことができず、しかもそのことにまったく考えが及んでいなかったので、番号をどこにも書き写していなかったのです。

 

ネットも繋がらず、電話も無理。

扉を叩いても反応なし。

 

そう、詰みです。

 

 

 

重たいスーツケースを脇に、真顔で立ち呆ける羊。

 

八月とは思えぬ寒風の中、頭の中では野宿の二文字が意地悪く踊っているのだった。

 

つづく(つかれた