はじめに(常に先頭)

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ようやく新しい生活も落ち着いてきたので、更新。

ひと月半前に開設していたこのブログにも、ようやく陽の目をみるときが…。おめでとう…

 

さてこのブログは、アイスランド大学でアイスランド語を学んでいる純日本人が、

 

アイスランド生活の紹介めいたこと

どうでもいいこと

などをぼちぼち書いていこうかしらね、という趣旨のものです。

 

また、来年度以降のアイスランドへの留学生にむけての情報(体験談)なんかも載せられたらと思っています。そんなひとたちがはたしてこのブログにたどり着くのかという疑問もありますが、それはきにしない。

 

そんな感じで、あんまり気負わず、のんびり気長に続けていきたいなあと思います。

どうぞよろしく。

Iceland Airwaves!!~四日目~

本日一発目の会場はBío paradís。
映画館です。いまさらですがなんでもありですね。
 
 
OYAMA(off venue)
 
女形。メンバーのひとり(たしかシンセの女の人)が日本語かじってるようです。
 
これまたCDもってます。(買いすぎ)
 
 

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シューゲイザーってやつですかね、
 
とりあえず、マイブラっぽいです。もう少しポップかな?
 
聴いててほんと気持ちいい。officialでも観たかった…!
 
 
 
ちなみにドラムは昨日Grísalappalýsaでギター流してたひとらしいです。
ドラムもとてもお上手。というかかなりフレーズが好み。
 
彼に限らず、話をきいている感じだとアイスランド人は複数の楽器を実用レベルで弾けるのがわりと一般的な気がします
さすが音楽の国。
アイスランド人おそるべし…。
 
 
 
AISURANNDOJINN NO TOMODACHI
 
アイスランド人の友だちが非公式で演奏をするとのことでのぞきにいきました。
非公式という言葉を使ったのは、彼がofficialでもoff venueでもなくて、Airwavesのアプリにも登録されていないからです。
 
こういうのもありなんですね~
 
フェス(というかレイキャヴィク)の懐の深さが窺えます。
 
 
 
ここで例の教会へ移動!!
 
 
 
Holly Macve【UK】(official)
 
 
……誰?
 
……
 
まちがえたー!
 
 
ここにくるべきなのは一時間後だ!
 
この時間はMANKANとやらを見に行くはずだったのに…
 
 
けれどまあきっとこういう定めだったのでしょうということで、ひとつ楽しんでみましょう。行ってまた帰ってくるのめんどくさいし。
 
 

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結果。
 
 
 


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いい……。
 
みてよかったです。
 
みずみずしい素敵な歌声でした。
 
 
アプリの情報によると、なんとこのひと19歳だとか。
十代で海外のフェスに出るなんてすごいなあ…。
 
 
 動画を貼ろうと思ったらまだ存在しないようです。
 なかなか貴重なライブをみたのかも…?
 
 
Jón Ólafsson & Futuregrapher(official)
 
 
レイキャヴィクCDショップでかかっていて、あまりにもよかったのでこれ何?と店員さんにきいてそのまま買ったやつ。
 
Jón Ólafssonは有名なピアニストで、Futuregrapherエレクトロニカ系の音楽をソロでやってるひとです。
 

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CDだと環境音楽っぽさが強調されるのですが、ライブできくとまた違った味がして素敵。
 
 
 
まさに癒し。
 

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癒し。
 
 
久石譲を髣髴とさせるメロディアスなピアノに、センス抜群のシンセの音色が色づけ。
 
永遠に座っていたかったのですが、次がoff venue で苦渋を味わったSóleyのため、泣く泣く早めに退出。
 
 
 
harpa大混雑事件(yosou gai)
 
ここで再び事件。
今回は気合をいれて二十分前に建物に到着したのですが…。
 
 


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ライブ会場がある二階までの階段が封鎖されており、一階に長蛇の列が!
 
偶然でくわした友人の情報+まわりの会話によると、どうやらSóleyの裏でライブを行うBeach Houseがあまりにも人気のために入場規制がかかっているらしい
 
 
いやおれ関係ないでしょ!!
 
 
そうこうしている間に時間はどんどん過ぎ、やっとSóleyの会場に入れたのは開演時間から15分ほど経ってから。
 
仕方がないっちゃ仕方がないけど、いちどもアナウンス入らなかったし、すこし不満が残りますね…。
 
 
 
Sóley(official)
 
今日はバックを引き連れての登場。
 
MCが雑、というかゆるい。
五秒に一回くらい笑いとってました。
 
音楽のほうもほんとにすばらしい。観れてよかった…
 
前回紹介したので動画は割愛。
 

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Bo Ningen【JP(UK)】(official)
 
 
二回目やってきました!
 
運よく最前列のど真ん中をゲット。
 
前回のKEXでのライブがかなりの反響を呼んだらしく、開演30分前から会場には行列ができており、ホールも人が埋め尽くしていました。
 
 
そしてライブはというと…
 

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圧巻でした。
 
すばらしい!
 
何様だよ、って感じですけど、バンドが勝手に盛り上がるのではなく、観客を惹きこみ巻き込んでいくパフォーマンスは見事としかいいようがありませんでした。
 

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アウェーでこれは本当にすごい
 
 
外国人のモッシュを初めて体験しましたが…
おっもいですね…
つぶれるかとおもった。
 
ちなみに、ライブ中に隣のナニジンかわからない女の人と心が通いました。(写真とってもらいました)
 
音楽がひとをつなぐというのはほんとうですね!
 
 
ライブ後にはメンバーの方と握手したりツーショット撮っていただけたりと贅沢な体験をしました。
 
 

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また機会があればライブにいきたいです!
 
 
もうひとつ観る予定だったけどもうすっかり満足してしまったのでこの気持ちを布団に持って帰ることにしました。
昨日と同じパターン。
 
 
そんなこんなで最終日へ!
 
 
 
 
本日のおまけ
 
 

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案の定というべきか、夜になると会場のフロアはこんな有様…。
 
我々の常識というものがいかにもろいかわかります…ゴミ箱わりと多めにあるのに…

Iceland Airwaves!!~三日目~

 
 
off venueに気になるバンドが多くあるので、本日は14時からの参加。
(officialは基本的に夕方以降)
 
最初の会場は、KEX Hostel。
個人的にこのハコかなり好きです。
 
 


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入り口が隠れ家のソレ。
 



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ステージの雰囲気が最高。
 
音もけっこういいような。
 

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こえーよ。
 

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 ステージに背を向けるとこんな感じ。
 
 
Sóley(off venue)
 
大好きなシンガーソングライター。開演10分前についたけど…
 
 

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混みすぎ!!全然姿みれなかった…
 
けど演奏はもちろん最高でした。バンド編成ではなくソロ編成。
場所の雰囲気も彼女の曲調ととてもマッチしていました。
 
有名所のoff venueは早めに来ないといけないのだと学習。
 
official でリベンジするしかない…!
 
 
 
 
AmabAdamA(off venue)
 

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アイスランディック・レゲエ。寮のアイスランド人におすすめされたのできてみました。
 
 
 


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おっしゃれ~なレストランバーでやりました。
 
 
レゲエ、いいなあ。レゲエは犬式くらいしか聴いたことなかったけど他にもきいてみよう。ずっとかけっぱで身体をゆらしていたい。
 
元々早口で巻き舌とか入るアイスランド語はかなりレゲエ向きの言葉なのかもしれない
 
 
 
Lucy In Blue(off venue)
 

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 正統派ロック。
 
 

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カフェでやりました。
 
友だち(日本人)一押しのバンドということで。
 
楽曲のレベルの高さ、演奏のクオリティ、全部がすばらしいバンドでした。
 
特にキーボの存在感がとても大きい。
ボーカルも渋いです。
 
で、なにより驚きなのが、このひとたちまだティーンエイジなんですよね…。
 
ギタボは19、ドラムは17。
(本人たちからきいたので間違いないです。ほかはしらない。)
 
 
一日目にみたVIOが優勝したバンドコンテストで準優勝したのだとか。
おっさんに人気みたいです。曲を聴けば納得するはず。
 
とりあえずもう一回officialで観ることを決意。
 
まだアルバムも出していないという、これからが本当に楽しみなバンドです!
 
 
 
 
プログレのひと
 

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通りかかったCDショップでデュエットしてた。
普段は頭ガンガンゆらすタイプの音楽やってるらしいです。
 
しかしうますぎ。そしてせますぎ。
 
 
 
Low Roar(off venue)
 

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また来ちゃった。
 
もう多くは語りません。
 
ずっと聴いていたい。ただそれだけ。
 
 
 
Bo Ningen(off venue)
 
 


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なんと日本人のバンドが出ていました!
一回だけボウニンジェンと発音されていてわらいました。
 
バービーも巡礼もノーベンバーズ(仲がいいらしい)も知っているのにBo Ningenしらんの?と留学仲間に驚かれました。面目ない…
 
エモさの塊みたいなライブぶちかましてました。
 
Low Roarのついでにみるかーくらいのノリでしたが、一発でもってれました
 
たのしかったなー。
 
次に観たいのが重なっていたので途中で抜けざるを得なかったのが残念です。
 
また観たい!
 
 
 
Ylja(official)
最初にCDを買ったアイスランドのミュージシャンのうちのひとり。(もうひとりは前述のSóley, あとは今回は出ていないけどÁsgeir)
 
アイスランドテイストの代表格だと勝手に思ってます。
 
そんなマイフェイバリットイリヤのライブの場所は…なんと教会満足が約束されている
 
 
 


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案の定十分前でこの行列。(入り口はここから見えない)
さすがです。
 
 
それでもなんとか二階にいい感じの場所をとれました。
 
 

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いや~
 
 
最高ですね。
 
 
洗われました。心が。
 
ここで帰ってもいいかな~ってくらいなもんです。
もったいないから帰らないけど。
 
民族音楽ちっくなものを求めているひとはぜひ聴いてみてください。
 
 
 
hjaltalin(official)
 
これもまだ日本でアイスランドの音楽を漁っていたときに出会った、かなりお気に入りのバンド。
 
わりと若手のバンドだと認識していたのだけど、ものすごい熟練度でした。
 
満足度たかかったです。
 
 

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編成もザ・アイスランドって感じですね。
 
また観たいバンドが多すぎる…。
 
 
 
FM Belfast
 
かつてノリでCDを買ったバンド。
パーティミュージックっていうんですかね?
 
ライブが最高に楽しいとウワサなので、偶然でくわした友人と開始40分前に会場に向かったのだけど…
 
 


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雨なのにこの行列
 
 
いっしょにいたアイスランド人が行列を目にするなり「ヤダ!!いかない!!」と叫んだのでHarpaに戻ることにしました。
 
おそるべし…。
 
 
Grísalappalýsa(official)
 
パンクときいていたのでまったく観る気はなかったのだけど、なんとなく入ってみました。
 
 


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本日の大当たりがこちらになります。
 
 
いままでみたライブの中でいちばん楽しかった、いや笑えました
 
 


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ぜんぶこいつのせい。
 
 
ひとことで言えば、アイスランドのバカバンド。
 
といいつつ、普通にめっちゃ演奏うまいし、曲もキャッチー。
 
なにより地元のひとに愛されてるのがビシビシ伝わってきました。
 
なんだろう、楽器がめちゃくちゃ堪能なゴールデンボンバーみたいなもんですかね。しらんけど。
 
とにかくパフォーマンスが最高なんです。
 
 
 
ダイブも二回してた。
 

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一回目
 

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 二回目
 
リードギターにいたっては終盤にギターを観客に流して適当に演奏させるというプレイをしてました。
 

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なんだよこれ
 

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こいつは最終的に上裸。(ついでに裸足)
 
 
ほんとはこのあとにもうひとつ観ようかと思っていたのだけど、このバンドの満足度が高すぎたのと予想以上に疲れたのでこの日は撤退。
 
ありがとう、Grísalappalýsa!
 

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 さいこう。
 
 
 
 
 
 
 
四日目につづく!
 
 
 
 本日のおまけ
 
 

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世界は広い。
 
 
 
 
 
 

Iceland Airwaves!!~二日目~

 
きました二日目。
 
今日はoff venue にそこまで惹かれなかったので、しょっぱなからHarpa(複数あるメイン会場(=officialのライブが行われる場所)のうち最大の会場。撮り忘れたので写真は次回、、)に移動。
 
ではれっつごー。
 
VIO(official)
 

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アプリで試聴して気になったので行ってみた。
 
結果。
 
ドラムがとにかくパワフル。そして音、良すぎ。フレーズも小気味よい。ずっとドラムばっかり聴いてしまった…
 

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こいつ
 
 
そして曲あんま覚えてない。
 
かっこよかったのは確か。(雑)
 

f:id:egheitishotoron:20151107221645j:imageかっこいい
 
あとで復習しよ。
 
 
 
Low Roar(official)
 
待ってました!!
 

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Airwaves最大のお目当てのひとつ。
 
去年レイキャヴィクのCDショップで試聴し、10秒で惚れたバンド。音がほんとにいいんです。
 
 
もうね、期待を完全に超えてきましたね。
もはや神々しい
フォークと賛美歌とエレクトロニカとロックとクラシックが混ざったような感じ。(適当)
 

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絹のようにしっとりと美しい声。胸を揺り動かす低音。時に穏やかさを時に緊迫感を帯びたシンセの音色。
 
聴くというより、身体全体で音を浴びる感じ
 
他のバンドとは違い矢継ぎ早に曲を繋げていくスタイル。1時間という比較的に長めのタイムテーブルなのにあっという間に感じた。
上質の映画を一本観た時の感覚
 
今度は友だちを連れてきたい。と強く思ったライブでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※ここからさきはもうひとつのメイン会場であるReykjavík Art Musium(レイキャヴィク美術館)に移動。
 
 

 


 
 
Lucy Rose【UK】(official)
 

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蟲師のエンディングで一聴惚れしたのはもう一年以上前の話。
 

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やっぱ声がいいですね~。
そしてなんと聴きたかった曲もやってくれました!感動。
思っていたよりバンドバンドしていて、しかもけっこう盛り上げ上手。
美しく楽しいすてきなライブでした。
 

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 盛り上がる男たち
 
 
 
 
AURORAノルウェー(official)
 

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名前だけ知っていて、you tube で見たところ「みるべし」と天啓が降りたので観戦。
Lucy Roseと会場が同じだったので、幕間で最前列付近に陣取ることができました。
 
感想。
 
大当たり。
 
 
 
というか…
 
 
 
 
かわいい
 
 
 

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ほんとにかわいい
 
曲の合間とかは気弱な普通の女の子って感じなのに(なぜか常に泣きそうな表情に見える)、曲が始まれば何かが乗り移ったかのように熱の入った歌いっぷり。
 
このギャップがたまらん
 
踊るように、震えるように、歌うのだけど、それが本当にぐっときて、演劇をみているような気持ちになりました。
 

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案の定というべきか、会場には熱烈なファンが多数いた模様で、曲の合間にはものすごい歓声があがってました。
 
まあ実際、会場には、というか、隣にいたやつらが一番やばかったです。
大男が「ア゛ウ゛ッッッ」と獣のように雄たけび、隣の女が「アオーーーン」と遠吠えしたかと思えば、もうひとりの女が「ニャーン」。
 
ニャーンて
 
曲の最中には踊りまくるわ、ビールを両手で捧げもって何かに祈るようなトランス状態に入ったりしてました。
そのおかげでこっちも思う存分好きなように動けたからいいんだけど。
 
どことなくエキゾチックな曲調といい、可憐な見た目といい、トランス入ったような歌いっぷりといい、まさに森の中で歌う妖精といった趣でした。
歌詞はわりとストレートなのかもしれなかったけど。いつかちゃんと読みたい。
 
(日本でもこういうしっかりと「生命」を感じるような歌をうたうひとが国民的アイドルでいてほしいなあ。
そんなに知ってるわけじゃないからあんまりいえないけど。)
 
機会があればまたライブにいってみたいです!
 
 
 
 
なにはともあれ、二日目の締めも大満足!
三日目も楽しんでいきましょ~
 
 
 
おまけ
 

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移動の途中で、監獄の盛り上げ役みたいなおっさんにでくわしました。
歌めっちゃうまかったです。
 
 

Iceland Airwaves!! ~1日目~

 
さっそくのレポ第一弾!
 
特に音楽的な知識があるわけではないので、感じたことをそのまま自分の言葉で書いてゆきます。
 
あげていいのかよくわからないけど怒られることもなさそうなのでガンガン写真使っていきます!
 
 
Morning Bear(off venue)
 

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エレアコ&ボーカル、なんかよくわからない楽器&コーラスの二人組。
コーラスのひとは絶対アジア系の血が入ってる。
本当に声がきれい。
シンプルな編成ながら、ダイナミックな演奏で、聴いていてとても気持ちよかった。
右のひとが演奏していないときにスタッフさんらしきひとが写真を撮りはじめたのだけど、そのときに何か気まずそうにしてたのがかわいかったです。いやスタッフさんちゃんとふたりとも演奏してるときに撮ってあげなよ
 
PVもきれいです。
 
 
 
My Brother is Pale (off venue)
写真とりわすれた。
キーボード、ドラム、ベース、ギター、ギタボという編成。
デンマーク人とアイスランド人によるたぶん若手のバンド。
ドラムのリズムがけっこうおもしろくて気持ちよかった。
あと、ザ北欧という声。(偏見)
 
あくまでライブだけで判断すれば、突き抜けたところがあるかと問われると少し答えに窮する…かな?音色もメロディも全体的に気持ちよくまとまっていてなんというか優等生という感じ。好きな人にはうまくハマるかも。
なんか煮え切らない感じで書いてるけど実はぼくはかなり好きです。もっといい音響のところで聴いたら興奮気味の感想になってたかも。
 
 
 
DIKTA(off venue)
 
ポップでありながらポップになりすぎず、美しい!と思わせるところが要所要所にあるのがアイスランドのバンドだな〜と思わせました。(誰)
 
ドラムは1回ミスしてメンバーと顔見合わせて笑ってた。なんか親近感。あとキッコーマンのシャツ着てた。すごい親近感。でもなぜだ。
 
友だちから「ボーカルか誰かがが友だちのホームドクターらしい」ときいて爆笑した。もしボーカルならすごいですね。
どっちが本業なの?ってくらいすてきな歌声でした。
 
 


f:id:egheitishotoron:20151106051206j:image医者。

 
アルバムももう数枚出しているようで、ぼくはきみたちのお金がほしい、だってきみらお金持ちの国からきてるだろ?とかMCでぬかしてました。
医者に言われたくねえよ
 

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負けるな日本のお医者さん
 
 
お客さんの入りと雰囲気がとてもよかった。愛され系バンドなのかもしれない。
 
 
追記
寮のアイスランド人もこのバンドは聴き易くておすすめといっていたので、これはIPOP(いまつくった)の筆頭と考えてよいかも。ゆるゆるの雰囲気だったのはoff venueだったからかもしれません。(彼らはofficialでも演奏します)
 
 
 
 
halleluwah(official)
 

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シンセキーボード、ボーカル、ドラム
 
楽器が少ないのにも関わらず、ドラムはシンプルなパターンでひたすら他の二人を支える。完全に歌で聴かせようというバンド。なんだなあと受け止めました。それくらい声が個性的。生で聴いたときにはある系統の曲を歌ってる時のビョークに少し似てるかな?と感じました。
 
 
甘いのに、どこか暗い妖しさを含む声。
移動の関係で少ししかみれなかったのが残念。
 
 
 
 
Geislar(official)
 

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大所帯。(バイオリン2人、ヴィオラ、チェロ
ドラム、キーボ、ボーカル、ギター(チューバ、コーラス)、ベース)
 
素人にも感ぜられる曲の完成度の高さ。アイスランドらしい、きらめく水のような女性ボーカルを中心に、それぞれの楽器が主張しすぎることなく個性的な音を飾っていく。とても堅実な音楽という感じがしました。
 
どうでもいいけどギターだけ見た目ちがいすぎてわらいました。
 

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 問題のギター(めっちゃぶれた)
 
 
チューバ吹き始めたときもわらった。
 

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森に住んでそう(失礼)
 
 
ひとりだけ完全に住む世界が違いそうな彼ですが、コーラスの声があまりにもイケメンだったのにもわらいました。
 
思わぬところにネタ トラップがありましたが、何はともあれ、とっても上品で素敵なバンドでした。
知ることができてよかった!
 
 
 
 
 
Árstíðir(official)
 

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こちら日本にいるときからなかなか好きなバンドで、CDももっとるしこれは行かねば、と参戦。
 
はっきりいって今日見たバンドの中では頭ひとつぬけていた
 
圧巻のパフォーマンスでした。歌と楽器の美しいメロディに完璧なコーラス。すべての音がきらきらと、それでいて落ち着いた輝きを放っていました。音楽をライブで聴くことのすばらしさを改めて感じさせてくれました。CDで聴くより何倍も良かった。またいきたい。
 
 
 
 
 
 
 
 
VÖK(official)
 

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 総合芸術の趣
 
 
こちらもぼくは元からファンで、お目当てのひとつ。
数年前の国内バンドコンテストで優勝した若手グループ。
三人組だと思ってたけど、ドラムがいた。サポートなのかな?
 
吐息を多めに混ぜた、身体の芯から絞り出すような女性ボーカルが特徴的。彼女の歌いっぷりがほんとに気持ちいいんです。
 
わかりやすい太めのリズムに、風を連想させるような電子音が重なる。
 
シンセの細い男がところどころサックスで、跳ね回りながら文字通り暴れるんだけど、これがまたどきどきするくらいエモい!
 
華奢で金髪という見た目もあいまって、エルフを連想しました。
 


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鳥肌モノ
 
特にハイテンションな楽曲というわけではないのに、自然に身体が動き出す。前述のÁrstíðirとはまた違うタイプだけど、初日を締めくくるにふさわしい、これまた素晴らしいライブでした。
 

 
 
 
vökのライブがおわった時点で時刻はちょうど0時。最後のバンドは1時までありますが、目当てのバンドが出るわけでもないので今日は帰ることにしました。なにより眠いし。
 
 
 
以上!
二日目も全力でたのしみます。

Iceland Airwaves!!

 
いやあお久しぶりです。
中間テストやらなんやらですっかり更新が滞っていました。
 
これからまたのんびり更新再開です!
 
 
というわけで再開第一弾は…Iceland Airwaves2015記!!
 
 


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 ちょっと曲がってるのはご愛嬌
 
Iceland Airwaves というのはアイスランドで毎秋に行われる、アマチュア、プロを問わず(アイスランドの音楽事情にまだ詳しくないのでアマチュアやプロという区別が正しいのかもよくわからないけれど)、まあとにかくたくさんの国内外のアーティストが参加するアイスランド最大の音楽フェスで、この期間、レイキャヴィク中が音楽に染まります。
 
Iceland Airwavesでのライブにはofficial/off venue の二種類があります。前者はチケットが必要で、場所も規模がおおきく音響もばっちり。後者はバー、博物館、サブウェイ、CDショップ、大学の学食など街中のあらゆる「ライブができそうな場所」で行われるフリー・ライブ。すごいのは、officialで参加するアーティストもoff venue のライブにたくさん参加するということ。要するに、チケットを買わなくてもレイキャビクにさえいればある程度このフェスをたのしむことができます。(混雑や音響の程度はお察しください
 
 
ちなみに専用のアプリケーションがでていて、これを使うとどこで何時からどのアーティストがライブをしているのかを把握でき、綿密なスケジュールを立てることができます。
さらにはアーティストごとに紹介ページがあり、試聴することもできるので、予習にも役立ちます。
 
日本にいる方もインストールできる(はず)なので、のぞいてみると雰囲気がよくわかると思います!
 
 
さて、アイスランドを知るきっかけが音楽だったわたくしも、当然チケットを入手しております。
 
それどころか、前日に五日分のミートソースforパスタを作りおきして、期間中夕飯を最小限の時間で済ませられるようにもしてあります。(節約中のため外食という選択肢はない)
 
 
そんなわけで期間中、簡単にレポ的なものをしていこうかな、と思います!
 
 
一日目のレポは次の記事で。
それでは。

鶏公日記

考えてみますと、今日は朝からすでに幸先がよいとは申せませんでした。

 

被爆体験伝道者の方の講演があるというのではるばる日本大使館へ出向いたものの、家を出た頃には機嫌がよかったお日様、わたしがバスから降りた途端にそのお顔を背け、にわかに雨のつぶてを降らせたのです。

 

アイスランドでは、晴れ、曇り、雨、風、雪、これらが一日に体験できるという風説が流れておりますが、これはまったく偽りにございません

 

晴れかとおもえば雨がふり、雨かと思えばつむじ風。

 

冬にむかうのが本当におそろしうございます。

 

 

 

あいにくの天気で予定していたプールにはゆけず、たべどきを逃しつつある鶏肉をなんとかすべく鶏ハムをつくれば指にやけどを負う。おまけに買っておいたほうれん草からはあやしいにおいがいたしました。

 

ついていないとは今日のわたしのような者のことを申すのでしょう。

 

ですがこれはまだほんの序の口にすぎなかったのです。

 

 

わたしの住んでおります学生寮の、わたしが住んでおります部屋のあります一階には、十数人の学生が、台所や手洗い場を共有して暮らしております。

 

プールをあきらめ自室で勉学にいそしんでおりましたところ、そろそろ夕ご飯をたべようという頃合いになり、わたしは台所にむかいました。

 

扉を開けますと、ふたりほど先客がありました。

そのうちのひとり、カナダ出身の、今にも折れてしまいそうなほど細身の青年、仮に鼎(かなえ)とでも申しましょう、かれは拙い英語をはなすわたしにもよくしてくれる、寮におけるわたしの心のよりどころとも申せる人物でございます。

 

わたしは考えました。ことばでうまく伝えられない日ごろの感謝を、いまこそ行動で表そう、と。

 

そう、日本の伝統文化、おすそわけです。

 

鶏ハムをつくったので、よかったらどうぞ。

 

かれ(ともうひとり)は笑顔でひときれを口にし、おいしいよ、きみの食事はいつも健康的だね、などとやさしいことをおっしゃいます。

 

すこし元気がでたわたしは、気になっていたことを尋ねました。

 

そういえば、よくとうふを食べているということだけれど、とうふがすきなんですか?

 

かれはこたえました。

うん、ぼくはとうふとかそういったものをたくさんたべなくちゃいけないんだ。

なにしろ、ぼくは普段、野菜しかたべないからね。

 

 

 

わたしは耳を疑いました。

それでもきき間違いであろうはずもございません。

 

ああ、なんということでしょう、鼎は菜食主義者だったのです。

 

その後わたしが平謝りに謝ったことはいうまでもありません。

 

かれは持ち前の笑顔をみせながら、言っていなかったことだし、おいしかったのは事実だから謝らないでくれ、とこれまたやさしい言葉で慰めてくれましたが……

かれの笑顔がわずかにひきつってみえたのは、気のせいだったのでしょうか。

 

鼎たちが部屋にもどったあと、台所にはひとりわたしのみが残されました。

 

指にやけどを、心に傷を残した鶏ハムをひとりさびしく食べていると、なんだかこのおいしさまでがにくらしく(肉ではあるのですが)思えてくるのでした。

 

消化しきれないものを抱えながら部屋にもどると、わたしは窓から夜空を見上げました。

 

菜食主義者に肉を喰わせるという蛮行に手を染めてしまったわたしにも、月は平等に、その慈愛に満ちた光を投げかけます。

 

そして、奇しくも今宵の月はスーパームーン

 

月の光がどこかやさしく感じられるのは、照らすのではなく照らし出されていることによるのではないかしら。

 

なんてことをぼんやり考えながらも、そのたおやかな光の中に、やはりわたしは鼎のはかなげな微笑みを拭い去ることができないのでありました。

 

(了)

 

 

 

 

 

 

 

※写真載せろよ!という声がきこえてきそうですが……現在デジカメでとった写真を載せることができないので、できるようになりしだい載せられたらなあと思います。ごめんなさい